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大学院GP事業「医療系大学院高度臨床専門医養成コース」の 取り組み成果と将来展望

医歯薬学総合研究科 研究科長
槇 野 博 史

 平成18年度から,岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(博士課程)は,研修医や大学院生に魅力的な専 門医教育を提供するために臨床専門医コースを設置した。その実質化ならびに活性化を目指した提案であ る「医療系大学院高度臨床専門医養成コース」は,大学院GP事業として文部科学省から補助をいただく ことになった。
 この3年間に,臨床専門医コースは多くの学生を受け入れ,短期留学制度,電子ポートフォリオの整備 など大学院のインフラ整備が進められた。一方,リサーチマインドを醸成するための活動として,大学院 生や教員の臨床研究能力向上を目指した「研究デザインワークショップ」を継続して3年間開催し,大変 な好評を得た。また,岡山医療教育国際シンポジウムを二度にわたって開催し,この大学院教育改革や研 究活動の成果を内外の外部評価委員を交えて議論し,多大な評価をいただいた。このイベントを通してヨー ロッパやアメリカ,アジアの優れた教育研究機関との緊密な連携が推進されることとなった。その結果, 研究マインドを持つ高度臨床専門医を輩出する,国際的な医療系大学院を創成するという当初の目的を十 分達成できたと自負している。  本大学院GP事業は本年度で終了するため,経済的な補助を来年から得られなくなるが,大学院生の多 大な支持を得ているため,岡山大学のご理解をいただきながら継続して発展させるつもりである。このよ うな事業は,その内容が具体的な教育ニーズに立脚していないと継続が難しい場合もあるが,本取り組み に限ってその継続性に疑問はない。なぜなら,本取り組みは,現在の大学院の問題を掘り下げ,解決策を 見つける大学院改革そのものであるからである。優れた大学院生を輩出し,我々の後継者を育て,地域の 医療やサイエンスに貢献することが,医療系大学院の存在意義であり,国家戦略上も重要である。
 まずは,本活動をサポートして頂いた文部科学省に御礼申し上げるとともに,学務委員会を中心として さらなる大学院教育の実質化と充実に向けて努力を継続したい。

 

 

 

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大学院GP事業「医療系大学院高度臨床専門医養成コース」の 取り組み成果と将来展望

医歯薬学総合研究科
研究科長
槇 野 博 史


医療系大学院を魅力的な教育現場に再生するために


岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
インプラント再生補綴学分野
大学院GP「医療系大学院高度臨床専門医養成コース」
取り組み実施責任者
窪 木 拓 男


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